損得よりも、愛

アケオメ、コトヨロ、ではあります。<悪臭プンプン>の2020年代への序章とも言うべき年の始まり。最近、街のハズレにジムの新規オープンが目立っている。24時間営業、オシャレな造り、機械が充実というのが特徴、らしい。コンビニ・ジムとも呼ぶそうだ。


体の充実はいいが心の充実も心がけてほしい、などと私なんぞが言うべきことじゃないな。ただ、体の充実までも消費することになってしまったのか、という思いが強い。偏ったストイシズム、が気持ち悪いと思う私なりの感覚だと思う。ストイシズムと<便利>が結びつくことへの違和感と言ってもいい。

 

さて、元日に聞き直した<菊地成孔の粋な夜電波>最終回、よ〜く、分かりました。この番組を失ったのは残念だが、<損得勘定>で動くプロデューサー一味と対峙する覚悟、これからの時代を生きていく覚悟を突きつけられたという意味では大きかった。カウントダウンを始めた10月あたりからのニュアンスが終わって初めて理解できた。

 

12月1日放送回、筒井康隆大先生をゲストに迎えた回のみ、ダウンロードしてあったので、これはお宝として永久保存。あの回の菊地ゴキゲンには意味があったし、大先生は大先生でずっと<損得奉行>(これは、損得勘定で動く連中を名指す、損得勘定奉行を略したわが造語)一味と戦ってきたから、終始、<子どもの対応>。いわゆる<大人の対応>という忖度対応があるが、これからは損得奉行一味への対応は<子どもの対応>を理想とする、と思える。

 

1957年制作・公開の映画『戦場にかける橋』はこのテーマにぴったりの名作。大義が2つあり、一つは日本軍の捕虜となりながら、日本軍と共働で、一つの橋と鉄道を架ける大義、一方は脱走したあげく地理に詳しいとの理由で、この橋の場所まで戻り、列車通過時にもろとも橋を爆破せよという命を受けての大義。2時間あまりの大作だが、2つの大義がせめぎあう、飽きさせぬ内容。


菊地成孔氏の最後っ屁コメント、<2019年以降、時代は喪失一色となるが、どうか皆さん、映画と音楽、どんどん見て聞いてください、最後のよすが、ですから。>
今年も映画をたくさん見て、音楽どんどん聞きます。最後の選曲、Keep Rolling(謙遜ラヴァーズ)、Radio Ga Ga (クイーン)、24K Magic(ブルーノ・マース)で新しいプレイリストを作りました。