映画三昧、多忙につき

今月初めに、ネットの片隅で『高倉健さん』と題するドキュメント映画の存在を知り、魅入られた。日比遊一監督で2016年公開とあるので、2014年に健さんが亡くなってすぐに立てられた企画と思われるが、スチール写真をメインにして、映画関係者の証言を多数織り込んで、ノンフィクションとして完成度の高い作品だった。

 

『ブラックレイン』で共演したマイケル・ダグラス、同映画の撮影監督を務めたヤン・デ・ポン、ポール・シュレッダー、マーティン・スコセージらに加え、日本人の証言者たちが、時代や、俳優高倉健、人間小田幸司(本名)についてあらゆる角度からつまびらかにしている。

 

見終わって、あらためて『ブラックレイン』(1989年公開)を見てみたが、かつて見たときと全然印象が異なり、リドリー・スコットの凄みさえ感じられた。大阪を舞台にしたハリウッド映画ではあるが、現状の国際都市大阪を中心に今あり得るシーンの数々、ニッポンがどう見えているのか、を象徴している。

 

マイケル・ダグラスの相棒役のアンディ・ガルシア高倉健演じる松本刑事との絡みがとてつもなくいい、カタブツと見たガルシアがナイトクラブで松本を促し、カラオケで<What'd I Say >をデュエットするシーンは秀逸。もちろん、佐藤役の松田優作の怪演もあらためてすごい。

 

その他、この期間、映画を見まくり、詳細は省くが、タイトルのみ備忘録かわりに。『イコライザー』、『クロッシング』、『サードパーソン』、『英雄の証明』、『トルーグリット』、『突入せよ「あさま山荘」事件』、『倒壊する巨塔』。

 

そして、現在はアマゾンプライム特製(?)のドラマ『BOSCH』のシーズン1から見始め、シーズン3の途中、LA市警のちょい悪オヤジ刑事、ダーティハリーのようなシリーズ、主人公は通称ハリーと呼ばれている。