塞ぎの、兆し

今は、一日3000歩の歩行、ゆったりとしたストレッチを6種類、・・・、がわが行動のすべて。バスで渋谷に出て、東急本店まで往復すると、おおよそ、3000歩。しかし、3月に入って、なぜか渋谷へ行こうという気にならない日が続いている。


昨日は家人と外食しようと最寄りのファミレスまで歩いて、往復しても2000歩までいかない。夜中にコンビニに出かけ、ようやく3000歩達成。今日などは、お出かけ日和なのに、出かける気にならなかった。


かかりつけ医の意向では、最低気温が10度を超えたら、5000歩にしよう、最低気温が15度を超えたら制限を緩和しよう、そういうことらしいが、暖かくなるにつけ、塞ぎの傾向が出てきてしまい、自分自身で戸惑っている。


塞ぎの傾向はあるものの、落ち込んでいるわけではない。ホリーコールのCDを聞きながら彼女の『テネシーワルツ』をテーマソングにした、ドラマ(10年ほど前の作品)なんぞを引っ張り出して、見ていた。


1話が1時間超で5話あるから、見終えるのに二日かかった。主人公の補佐役を大杉漣が演じているのには参った。彼を一流ならしめた<棒読み>スタイルをあらためて確認し、その<棒読み>台詞を主人公との絡みで展開し、さらには二人で喫煙するシーンなどを見てしまうと<たまらなさ>が募ってどうしようもないのだ。


喫煙シーンがない映画やドラマは最近10年ほどの、私にとっては新作であり、喫煙シーンがある映画やドラマは、はっきり10年以上前の作品である、そういう社会になってしまった、のですね。


さて、わが家のソバ猪口に植えられた桜、あと一週間ほどで開花しような勢いで、それから類推すると、東京の桜もあと10日ほどで開花すると、一個人の予測を。本音を言うと、「ああ、今年も桜の季節までたどり着けた」、もっと直截な言い方をするなら、生き延びたな、と。

 

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喫煙シーン、っていいよ。嫌煙という言葉は嫌いだ(笑)。『もうすぐ絶滅するという煙草について』という本が2月刊行され、それを渋谷のジュンク堂で立ち読みしていて、金井美恵子女史のエッセー(一文)に圧倒された記憶が今、よみがえってきた。あれは買わなくては。