リリカとともに

前回の更新からすでにほぼ2ヶ月、月でいえば8月になってしまった。2月ぐらいの当ブログでは、8月には<極楽>になっていたはずなのだが。顔の腫れは引き、帯状の傷も治まりつつあるものの、右目眉毛の周辺、右額の中心、右生え際に性懲りもない元傷が残り、そこを痛点にして、相変わらず、痛みは治まっていない。

素人診断ではなく、この間、セカンドオピニオン、かかりつけ医、はり師、そして、現状日本屈指のペインクリニックにも足を運び、治癒を目指していたが、結論から言うと、最後のペインクリニックの医師に最後通告されたのだが、<きわめて重傷の帯状疱疹>であるらしい。戦犯捜しをすれば、初診に当たった皮膚科医師ということになるが、所詮、皮膚科は皮膚科であって、というのは私でも承知する。

セカンドオピニオンの医師も指摘していたが、この病気は症状が現れてからできうる限り早く処置に当たることが治癒への近道、初動の遅れを言われた。ペインクリニックの医師は、発症してから10日以内であれば痛みの残らない処置法(神経ブロック等)はいくらもあった。つまりは、<後の祭り>という次第で。ペインクリニックの医師がさらりと、いいのけた、「その痛みと死ぬまでつきあう」のだと。

こんな説明ではわからないのかもしれない。体感的には右前頭部から額、右目、頬、右口端に至るまでいわゆる<しびれて>いる。指で触れても感覚がない。たまに右目から涙が流れてくる、右鼻から鼻水が流れてくる。患部全体が突っ張っている、そういう感じ。

常に痛みは襲ってくる。痛みの種類は一定しない。ズキズキやら刺す痛みやら、鈍い痛みやら多彩だ。眉毛から上の痛みはナントかやり過ごせる。しかし右目周辺への刺す痛みはナントもし難い。目をつぶり、やり過ごすしかない。

一つだけ痛みをしのげるときがある。シャワーを浴びているときと、熱い蒸しタオルを患部に当てるとき、である。だから、一日に何十回と蒸しタオルを使用する。最近、家人がカラフルなタオルを購入してきて、専用に使用している。気分次第で、色を使い分ける、そんな感じで。痛みに弱い家人は「よく、耐えているわね」と尊敬の念を表している。これに対して、私は「正岡子規脊椎カリエスでのたうち回っていた晩年、よりはマシかも」と応えることにしている。

あと一つ、嫌いな言葉だが、私の現状において、癒やしの存在がある。かかりつけの内科医が当初から処方してくれている、鎮痛剤・リリカである。朝夕食後に一錠ずつ、特段の鎮痛効果があるわけではないが、飲めば少しだけ緩和するのを実感できる。薬の名前としてなかなかのものだと思っている、何しろ、皮膚科医が処方した鎮痛剤の名がカロナールでした、からね。リリカと熱い蒸しタオルなくしてわが生活は成立しない。