世の中は三日見ぬ間の桜かな

ホントに「諺」というもの、素晴らしい文学、ですわ。

 

今年の桜、見極めが難しいことこの上ない。東京地方、3月21日に開花したものの、満開に至る行程で寒の戻りがあって、満開まで10日の日数を要した。それはいい。しかし、いったんしまったダウンを再び取り出すなどというワザを持たない私は、なんともひもじい日々を過ごした。

 

それが満開になったとたん、「花曇り」の日々が続き、<見どころ>を失ってしまった。見ていないわけではない。明治通り渋谷橋から天現寺に向かう、あそこの桜は、自動車の運転席から見る桜としてナンバーワンと思う。

 

桜が満開になった二日後、私は外出不許可を喰らった。ドクターストップというヤツ。思いも寄らぬ期外収縮、心臓の心室と心房がポンプアップするその経過時間が不規則となり、めまい、ふらつきを自覚した。

 

で、自宅の庭から隣家の庭に咲く一本の桜木、これを鑑賞している。これは昨夏、昨年の晩夏以来、葉を湛えた時期から、葉が枯れ、落とし、芽が膨らみ、赤みを帯び、開花するまで、しっかり見届けたもの。昨夜、この家のオーナーが粋な計らいをしてくれた。

 

その一本の桜木をライトアップしてくれたのだ。圧巻だった。

 

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